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町田市は古くて新しいまちである。
肥沃な関東地方の中央、北関東の空っ風は無く、海の潮風も受けず、温暖な土地であった。
先人は数千年前からこの佳き地に居を構えた。凡そ市の中心地に、縄文・弥生の住居蹟や遺物が発見されたのは当然である。
有史時代になってからは、南北の文物の通り路となり、早くから文化恩恵に浴してきたし、農耕・蚕業も盛んに行われ、市の出場としても知られた。維新では鉄道幹線から外れた為、近代産業にやや遅れをとったが、近年は交通の要衝、商工業開発の中心となり、今や西関東の最重要都市となって新しき町田に一躍変貌した。
町田市の木は欅である。その天を衝く様な大木（古くて重厚）も春先ともなれば新鮮な若葉で大空を覆う。その萌黄は清新にして前途洋々たる希望と発展を象徴している。
町田・中ロータリークラブは、清新洋々たる萌黄の心を心として奉仕の輪を四方八方に広げてゆきたいと願うものである。
